2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『魍魎の匣』 京極夏彦

一日に30分ずつ程の分量で読み進め、予想していたより遥かに短い時間で読了する。本当に、何故これほどスルスルと読めるのか不思議で仕方が無い。 それでも、その日読んだ分が30分かけて京極堂の薀蓄話だけだったということもあったので、堤真一の苦労は…

P3日記その5

9月7日まで終了。だいぶ、うっかり全滅と言う事態は回避できるようになってきた。 主人公のネット上での通称はキタローらしい。RPGの主人公は基本的に髪が豊富で羨ましいね。 うちの主人公の名前は、もちろん「高原日勝」である。東京魔人学園外法帖で…

ベクシル -2077 日本鎖国-

近未来、ハイテクを駆使して物理的な鎖国を行なった日本に、10年ぶりに外国人が侵入するんだぜ、という大層頭の悪そうな設定の映画。 完璧だった。 まったく揺ぎ無く、てらいも無く、容赦も無い中二病映画。この映画を絶賛する人も、馬鹿にする人も同じくら…

P3日記 その4

8月16日まで終了。コロマル登場。犬強い。今までパーティを二度くらい全滅させてくれた強敵を、開始早々ムド一発で片付けてくれたので、何か変な刷り込みをされそうな気分になる。加入するなりメンバー全員が餌をやろうとしている辺りが微笑ましかった。 …

ゲッターロボアーク

グレンラガンが凄いという話を聞いたので、読んでなかったアークを読む。壮大すぎて笑った。不勉強にして初めてゲッターエンペラーの勇姿を拝んだのだが、本当に凄い。アークだって充分存在感のある格好よさでとっととOVA化してスパロボで出せよって感じ…

P3日記その3

7月24日まで終了。 少しずつ話の核心に触れ始め、俄然面白くなってきた。最初の方はストーリーが微妙だなあと思っていたが、勘違いと言うか早とちりだった。 冒頭部分では、客観的に見て主人公たちに戦わなければならない理由があまり無く、何のために戦…

P3日記その2

7月9日まで終了。 ラブホテルでゆかりが脱いだ。完。完じゃ無いが、「完でいいじゃないか」と自分の中の誰かが囁いている。 ホテル内でメンバーが分断されて、主人公とゆかりがムニャムニャだったわけだが。後に合流した順平と、緑川光こと真田先輩も、やは…

トランスフォーマー

異様にアップ多用の画面がガクガクと揺れるので、目が疲れてラスト30分寝てしまった。ので、二回見に行った。コンボイが地鳴りのように格好いいので、もう一回見に行ってもいいくらい。 幼少の頃見ていたアニメは、コンボイのオモチャを持っていたことと「ト…

P3日記

6月30日まで終了。ストーリーはまだ何ともいえない。既に15時間近くやってそれで「まだ何とも言えない」あたりが最近のゲームな感じ。99時間越えちゃうんだろうか。全滅を既に6,7回経験した。先手取らないと不意のクリティカルで死ぬし、弱点攻められると…

『鉄鍋のジャン14巻』 西条真二

冒頭で生きたままのサメを丸揚げしながら「死にやがれクソザメ!油地獄だクカカカーッ!」 ラストでダチョウの首を絞めながら振り回し、「なんじゃそりゃああああ!!クソオオ!!ウオオオオオ!!!」Rのジャンでは絶対無印ジャンに勝てない。エビ300尾…

『ペルソナ3』 アトラス

友人Kが唐突に貸してくれたので、いろいろなことに費やそうと思っていた盆休みが風のように通り過ぎて無くなっていく。 『ペルソナ1』と『真・女神転生3ノクターン』しかクリアしていない不覚悟者であるが、アトラスのゲームは大好きだ。これと平行して『…

『遺伝子インフェルノ』 清水義範

初心者向けのSF短編連作集。SF初心者の自分が言うのだから間違いない。「あー、確かにこんなのありそうだなー」と言った感じの近未来エピソード集。なんとなく前にも似た様なのを読んだなと思っていたら、ファミ通でやってた『1999年のゲーム・キッ…

『月の光』花村萬月

何か面白い物は無いかいな、と書店文庫本コーナーを物色して、なんとなく手にとって中を見て、最初に目に入ったのが以下の部分。 「明けの明星ってわたしにとっては馴染みがあるのよ」 「なぜ?」 「父と組手をして、ひと汗かく頃に、東の空に明けの明星が光…

『始祖鳥記』 飯嶋 和一

江戸時代の、恐らく日本史上初の鳥人間となった男の一代記。テーマは恐らく、「自分は自分以外の何者にもなれない」。主人公を取り巻いて登場人物がどいつもこいつも格好良すぎる。魅力的な人間たちが、主人公の周囲でわずか1エピソードで片付けられていく…

『電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦』『劇場版 仮面ライダー電王』

友人が見に行くと言うので連れて行ってもらい、子供たちに混ざって見る。思いのほか良い話に俺が泣いた。 基本的に特撮は子供のための番組で、大人はそのついでに見させてもらっているという考え方の人間なので、例えネタになるような面白展開をされたとして…

イリヤの空 UFOの夏(1)〜(4) 秋山瑞人

「中学か高校の時に読んでおきたかった」と思えたので、いいライトノベルなんだと思う。 構成的なこと 念入りに念入りに、基礎地盤をしっかりと着実に作って、高くそびえさせた塔を一撃の下に叩き伏せたような、見事なまでの「上げてから落とす」小説。「世…