P3日記その3

 7月24日まで終了。

 少しずつ話の核心に触れ始め、俄然面白くなってきた。最初の方はストーリーが微妙だなあと思っていたが、勘違いと言うか早とちりだった。

 冒頭部分では、客観的に見て主人公たちに戦わなければならない理由があまり無く、何のために戦っているのかがよく判らなかったので感情移入出来なかった。7月半ばのメンバー達の衝突で、なんとなくそれが見えてきたのだが。

 結局、それぞれのメンバーが「どうしていいか判らないから」戦ってると言うのがなかなか凄いなあ、と。実のところ皆、シャドウの騒動で苦しんでる人たちを助けるために頑張っている訳じゃなくって、もっと個人的な、メンバー各々が抱えてる悩みや葛藤のために事件に介入していると言う。
 本人もそれが正しいやり方かどうか判らない(と言うかなんか間違ってる気がする)のだが、それでも今出来ることが戦う事しかないのなら、悩みつつも戦うしかないよね、と。真摯な連中だ。

 話の設定上は世界を救う(もうちょっとスケールは小さそうだが)ことを目的にしているが、実は登場人物それぞれが成長して前に進むために用意された物語、と言うのがいかにもペルソナだなあ。大好きだよ精神の成長。

  • 順平とゆかりの話がなかなかに熱い。
    • 順平は立場的には気楽だが、高校生の葛藤ってそんなもんじゃないよね的精神のブレが見ていて楽しい。
    • ゆかりは「昔からいろいろ大変で、ずっと『普通』に憧れていた」という告白に衝撃。そうかだからあんなに普通なのか。いい仕事するなあアトラスの人。コミュもようやく始まって高まる期待。
  • 緑川光の話もまだ断片しか出てないいが、重熱そうで期待大。頼れる兄貴に見えるが、彼だって悩める思春期で大変なんだよきっと。
  • 美鶴先輩はよく判んない。話の筋は見せつつも、彼女自身の話はまだ全く語られていない。
  • 風花は健気ないい子ですよね。
    • でもいい子過ぎて、この先は何にもならなそうで不安。出オチの子。
  • アイギス登場。想像以上にロボ。
    • とりあえず印象が漆黒のアネットと被るのは、脳内修正でなんとかせねばなるまい。白痴美なんて許しませんよ私は。
  • 天田少年唐突に登場。お前誰だ。