『電影版獣拳戦隊ゲキレンジャーネイネイ！ホウホウ！香港大決戦』『劇場版　仮面ライダー電王』

　友人が見に行くと言うので連れて行ってもらい、子供たちに混ざって見る。思いのほか良い話に俺が泣いた。

　基本的に特撮は子供のための番組で、大人はそのついでに見させてもらっているという考え方の人間なので、例えネタになるような面白展開をされたとしても、見ている子供たちがドン引きするようならその作品は認めない方針でいる。
　前に見た仮面ライダー龍騎の映画ではヒロインが大画面でリストカットしていたので、見終わった後に半ギレでＤＩＳっていた覚えがある。近くの子供が横に座っている母親に「ユイ、死んじゃったの？」と聞いていたのが、その子にとっても自分にとってもトラウマ。それ以来劇場版ライダーには良い印象を全く持っていなかったが。

　今回の電王は、ややこしい設定でこちらを振り回すことなく、特別編として観客を楽しませる事に終始していたと思う。余計な展開を挟むことなく飽きさせず、格好良い特撮シーンと可愛いモモタロスが画面いっぱいに暴れまわる。朝のテレビ版を見るのと同じ感覚で気楽に見ていられた（初回数話しか見てないけど）。途中周りの子供たちがほとんど騒ぎだすことも無かったのは、彼らにとっても面白かったということなのだろう。多分。

　ゲキレンジャーは、緑の女の子がエロくて大変よろしい。なんだ、朝からこんな良い番組がやっていたのか。

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