『七瀬ふたたび』筒井康隆

不勉強にして筒井康隆の本はこれでまだ6冊目なのだが、この辺でようやく一つパターンを掴んだかなと思う。前作『家族八景』は人間ドラマだったのに、こっちはSF。同じ主人公なのに。こういう舞台変換を平然とやってしまえるのが筒井康隆なのか。

七瀬は絶チルで言えば超度4か5くらいだろうか。国家権力とガチンコするには、このレベルじゃちょいと足りない。そんな話。

これで終わりかと思ったら、七瀬が主人公の話はもう一冊あるらしい。年内には読まねば。

七瀬ふたたび (1975年)

七瀬ふたたび (1975年)