『夜市』恒川 光太郎

友人が貸してくれた、怖くないタイプのホラー。

あらすじ。
何年に一度か、時空を越えて現れる『夜市』と呼ばれるフリマを訪ねた大学生の男女が買い物するだのしないだの。売っているのは『岩に刺さった伝説の剣』とか『野球選手の才能』とかそう言うもの。気味悪がる女を尻目に、しかし青年には、胸に秘めた別の目的があったのだ。

と、いうわけでまたまた自分の過去に決着をつけようとする話。狙って読んだ訳じゃないが、何となく嬉しい。
短い話だったが、雰囲気がいい。もう一つ掲載されてた『風の古道』も自分の過去に見切りをつける話なので、これはこれで良かった。

夜市

夜市