『リボルバー』佐藤正午

あらすじ。
レイプ現場に遭遇した少年が、助けようとして返り討ちにあって物凄い無力感と「このままじゃ俺駄目になる」的危機感を植えつけられたので、偶然手に入れた拳銃を手に、レイプ犯に復讐する話。レイプ犯は帰省してしまったので北海道まで追いかけることに。


と、いうわけで、自分の過去に決着をつけようとする話。
あらすじの割りにはほのぼのとした話で、「旅はいいですよね」感に終始していた気がする。
3組のグループがそれぞれの目的で同じ場所に向かって移動して、それぞれの思惑が錯綜して最後にしっちゃかめっちゃかに交差するのを期待していたんだが、そう言うことは無かった。登場するのがキャラの立った好人物ばかりだったので少し勿体無かった。

リボルバー (光文社文庫)

リボルバー (光文社文庫)