『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』

大帝の剣のような物凄いどうしようもない映画で、見終わったあとに肩が重くなるほどの脱力感を覚えることを期待して見に行ったのだが、予想を大きく裏切られた。
設定、ストーリー、キャラ、全てバカなのだけど、そのバカを踏まえた上で大真面目に取り組んでいる、『バカだけど格好いい』タイプの映画だった。ここまでしなくてもいいのに、という気合に満ち満ちている。

以下羅列で、思ったことをダラダラと。

  • ガンアクションがかなり出来がいい。そう言えば日活アクションって日本人が作ってたんだよなあとかそんな感慨に囚われた。
  • 義経は、世が世なら窪塚洋介がやっていたに違いない。全く意味が理解できない『サムライとモノノフの違い論』とか、日本刀大好きとか。名台詞「どうしてこんなヌルい時代に生まれてしまったんだ」は何かで積極的に使いたくなった。
  • 石橋貴明in弁慶。話の流れ的に、弁慶の立ち往生は絶対下ネタだと思っていたのに。
  • 全く意味のないイチローとマツイ。多分、気づいてない小ネタがいっぱいあるのだろうなあ。
  • 桃井かおり(笑)。
  • サブちゃん(笑)。
  • タランティーノ(笑)。

http://www.sonypictures.jp/movies/sukiyakiwesterndjango/


後日、しりあがり寿の連載中の漫画版を読んだら物凄いことになりそうな気配だったので、注目しておこう。コミックスも買おう。バカが一人いれば、それに引き摺られて十人のバカが集まると言う大層いい話。