2008年47号

四大少年誌(ジャンプ、チャンピオン、サンデー、マガジン)の中から、今週特に印象に残った8〜10本の感想を書くコーナー。

今回は面白いのが多かったと思うんだけど、体力が無いので簡易感想。


弱虫ペダル

  • あらすじ:一年組の個人特訓(先輩とタイマンで弱点克服)が開始。
  • 先輩たちが、物凄い強者オーラを!電車男描いてる時は、渡辺先生がこんな少年誌的なものを書ける人だとは全く思ってなかったなあ。
  • しかし、なんだかんだで話の基本は「対決!」なんだなあ。あまりクドクドとした内面描写はしないでいくんだろうか。

月光条例

  • あらすじ:シンデレラとエンゲキブが徒競走をして、シンデレラがいろいろ満足してめでたしとなった。
  • シンデレラが、王子様について至極当然のツッコミを。おとぎばなしなんてのは基本的にツッコミの要素だらけのもので、わざわざそこを指摘するのは野暮というものなのだが、そこを敢えて真面目に突っ込んだ上で答えを出す、と言うのが本作のスタイルなのかな。
  • しかしエンゲキブも、月光に対する態度とかが完全に藤田ヒロインだなあ。好きなんだけど、ストレートにそれを表現できない上に周りには全く隠せてないとか。ツンデレとはちょっと違う気がする、独特の何か。

金剛番長

  • あらすじ:マシン番長の中に残るノイズを消すため、博士は月美を拉致してマシン番長に殺させようとする。しかし逆に、月美のやさしさに触れマシン番長の中に愛情が芽生えかけるのだった。
  • すごいなあ、この漫画…。割とテンプレ通りの展開でマシン番長を愛に目覚めさせるのかと思ったら、最後の一コマで台無し、という。凄いよ。職人だよサンデーの漫画家たちは。明らかに人気とかとは違う何かと戦ってるよ。
    • チャンピオンの連中と違うのは、何かと戦いながらもある程度読者の方にも目を向けてくれてるところ。

バクマン

  • あらすじ:サイコーとシュージンは順調に漫画を描き続け、新人賞で佳作を取るまでに至ったが、同級生の野次でシュージンが切れたりとかして面倒なことになりかけた。
  • 今週でキツかったのは、シュージンが出し続けたアイデアをサイコーが容赦なく没にしていったところ。自分が必死で考えた妄想の数々を同い年の奴に駄目だしされまくると言うシチュエーションが、何か胸の奥にグイグイときた。
  • いや、二人は真剣にプロを目指す相棒同士だから、いいんだけどと言うか当然のやり取りなんだろうけどさ。漫然と願望だけ、夢だけ見てるようなぬるま湯人間とかには、いいパンチだった。本気出すってのはこういうことなのか。

魔人探偵脳噛ネウロ

  • あらすじ:笹塚が本性を現して、シックスに復讐を開始した。
  • 「豹変しない人間なんていないんだよ」という台詞は、この漫画で出てくるととても素晴らしい台詞だと思う。感動した。