2008年41〜46号
四大少年誌(ジャンプ、チャンピオン、サンデー、マガジン)の中から、今週特に印象に残った8〜10本の感想を書くコーナー。
頑張りたかったけど駄目でした。適当に羅列で書く。
ワンピース
- あらすじ:黄猿、戦桃丸、くま(本物)の前に壊滅した麦わら海賊団は、ニキュニキュの実の力で全員が別々のところに飛ばされてしまうのだった。ルフィが飛ばされた場所は女だけの国アマゾン・リリーで、そこの女王・蛇姫は王下七武海の一人であるボア・ハンコックだった。
- 一人一人、くまの力で消されていく絶望感は(例え100%無事だと判っていても)なかなか物凄いものがあった。基本的に主人公強しのワンピースでこれだけ不安になったのは、クロコダイル戦(二回負けた)以来かも知れない。
- 少年マンガではパワー勝負になりがちだから、一見貧弱だが一芸に秀でた頭脳派がテクニカルな勝ち方をすると面白い、見たいな風潮があって、実際そういう敵が出ると楽しいのだけど。しかし敵のボスに限って言えば、やはり基本スペックで主人公側を圧倒してくれた方がいい。知識や策や特殊な能力で勝つタイプの敵は、条件さえ揃えば確実に攻略できるし、マンガである以上その条件は確実に揃うはずだから、長期的な緊張感が無くなるからだ。ゲッコー・モリア戦あたりであまり盛り上がれなかったのは、その辺の事情かなと思ったりする。強い奴は、普通に強い方が安心する。くまとか黄猿とか。
- そういう発想で行くと、最後まで緊張感を保ち続けた吉良吉影はやはり偉大な敵だった。彼視点のエピソードが多かったのも要因だろうけど。
- アマゾン・リリー戦はどうなのかな…。ボア・ハンコックのキャラは楽しいけど、多分ルフィは彼女とガチバトルしないだろうし、しても楽しくないだろうし。対白ひげで召集、という事情で、どういう風に話が展開していくのか。
- あらすじ:克己VSピクル。長きに渡った戦いは決着に。
- 真マッハ突きをさらに極めてマッハエンペラーに。腕を引き戻した時に最大速度、最大威力。言いたいことは判るが、衝撃の方向とかの都合でダメージは少なそうに思えるんだけど。あの腕は、さすがのバキ世界でも元に戻らないだろう・・・と思っていたら食われた。烈と克己(の戦闘力)を失って、この漫画はどこに行ってしまうんだ。
- ピクルが祈ったので克己の命は繋がった。克己は本当に愛され上手だなあ。
- あらすじ:間に釣り編を挟みつつ、笹塚が失踪、そして最後の五本指、葛西が動き出した。
- 釣り編は、まあ。銀魂はギャグだけの話が面白くて、シリアスパートに入るとうんざりする。いや、シリアス話もそれなりのレベルなんだけど、ギャグが面白すぎるから、どうしてもそっちを読ませろ的な気分になるのだ。ネウロはその逆で、ギャグ編も十二分に面白いんだけど、シリアスパートの方が素晴らしいと個人的に思っているので、ギャグをさっさか終わらせてくれる最近の流れは評価したい。ポニョネタはワクワクしたけど。
- 失踪して昔なじみのヤクザをいじめに掛かる笹塚。彼が歴代の犯人たちのような変貌をするなら楽しいが。さすがにそれは無いだろうか。
- 葛西は実にシブ知なおっさんなんだけど。長生きを切に願う彼が強化細胞を体に埋め込んでいるとは思いにくいし、事前のジェニュイン戦があんな感じだったし、ネウロ相手にどんな戦力になるんだろうか。期待はずれ以外の予想が立てられないけど、結構長いこと登場しているキャラだし、何か面白いことはしてくれるだろう。
- あらすじ:ついにシンデレラを捕らえた月光たち。正気を取り戻したシンデレラとともに、いよいよ本編クライマックス。
- 最新号、自分の望みを語るシンデレラの姿に目頭が熱くなる。正直退屈ムードだったシンデレラ編だが、この号のシンデレラで全てが帳消しに。これだからこの人の漫画を読むのはやめられない。
- しかし、今回の最大の敵がシンデレラ・コンプレックスだったとは。今回の話で、なんとなくこの月光条例と言う話は、「VS藤田先生の中のもやもや」がテーマなのかなあ、とか思ってしまった。
- 月光とエンゲキブの関係は、気になるところ。蒼月潮ほど優しくもなく、才賀勝ほど優等生でもない岩崎月光は過去二人に比べると欠点が多いと言うか、魅力が判りにくい主人公だったりするが。あえてその辺の欠点を強めにしておいて、エンゲキブに補わせるようなのにしていきたいのかなと思ったりはする。とらと違って、あくまで立ち位置はサブだけど決して無くてはならないキャラ。
- あらすじ:坂の勝負では小野田が奇跡の大逆転。しかしレースは続き、小野田はその場でリタイア。部隊は日常パートへと戻った。
- まさか小野田が勝つとは思わなかった。案外この漫画、クライマックスは早いのかも知れない。その後もレースが続いていて、その場で小野田失格だから、落としどころとしては無難なのか。
- とりあえずここまでは、展開が上り調子だったのでテンションが高いところで維持できていた。多分しばらく、訓練パートその他なので、ここをどう乗り切るかに注目したい。
- あらすじ:新たなる刺客マシン番長の猛攻の前に、金剛番長死す。怒りに燃えた四番長もかなり頑張ったけど返り討ちにあった。
- マシン番長が月美の力でオモイヤリ+ヤサシサ+アイジョウをインプット完了しそうになっていた。月美は漫画内の最強キャラ過ぎる。多分第二人格を隠していて、最後の最後で「小悪魔番長」とかに覚醒して金剛番長最大の敵として立ちはだかるに違いない。
- 金剛番長、ドリルの前に死す。サンデーには、演出がエスカレートした末にキャラを殺すという伝統でもあるのか。焼きたてジャぱんの話だけど。なんとなく話の展開上と言うよりも、読者をびっくりさせるために金剛番長は死んでしまったんじゃないかと言う気がしているんだ。
- 金剛番長は多分今頃、歴史の影に葬り去られた幻の24区目「黄泉比良坂区」辺りで閻魔番長を倒して復活しようとしてるところだと思う。
- 居合番長の目がまだ治ってないのが意外だった。まさかこのままずっと盲目なのか。一回限りのネタだと思ってたのに。おっぱいが気になることと今後の人生の視力の喪失を引き換えにした男。格好良すぎる。
- 44号の最後のアオリの「見よ!!卑怯番長が披露する、新たなる卑怯の力を!」になんかよく判らんけど爆笑する。相変わらず編集の人はいい仕事するなあ。
- 「手の内全てを明かすわけないだろう」的なことを言いながら、相手が電撃を隠していたことを予想もしていなかったあたりが卑怯番長の詰めの甘さよ。て言うか、強いな電撃。金剛番長には効かないけど。
- あらすじ:クリスを撃退したりEX-actsを撃退しているうちに最終回になった。
- もったいない。だが、打ち切りにならずしてはたしてこのアドレナリン全開の超ダイジェスト最終回に勝るものが出来たかどうかはわからない。とりあえず、あのページ端の三行のあらすじは伝説になった。
- この漫画はどこまでも『やったもん勝ち』というコンセプトで勝負していたなあ。「君の瞳に鯉してる」とかは明らかに、「目からウロコが物理的に落ちた」をやりたいがためだけの、敗れるために生み出されたような技だったしなあ。金坐座、最後あたり結跏趺坐で浮いて乙女座のシャカみたいになってたけど大丈夫なのか。もう大丈夫もクソも無いけど。
- 益龍のact-GドラゴンのGがゲッターのGなのかを確認するために、単行本を買ってしまいそうだ。
- あらすじ:影チルが始動したりファントムが暗躍したりしてた。
- 今後頻繁に影チル出動の機会があるならば、ティムとバレットはかなり出番の多い準レギュラー枠を獲得したに等しいので彼らは勝ち組だ。
- しかし、もし仮に高校生編まで影チルが出る機会があったりすると、それはもう大人のおもちゃだと思うのでティムの出番は中学生編までだな。まあ高校生編はクイーンオブカタストロフィだけど。
- 新ライバル(悠里?)はかなり面倒くさそうなキャラだ。澪を挟んで三角関係になったりすると楽しい。澪は多分影チルに気づかない。
- あらすじ:かなり人気が安定していた一番おいしい時期に終了しやがった。
- 悪徒といい、秋田書店が何を考えているのか僕にはわからないよ!