『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』バンダイナムコゲームス

三度の飯よりジョジョが好きな自分にとって、避けては通れぬこのゲーム。もちろん予約特典のDVDもゲット、1/1石仮面も応募する。


ゲームの出来そのものは、酷いものだった。アクションパートは視点が見にくく変更しづらい。ハマると異様にガンガン体力を削られるが、勝ちパターンに気付くと至極あっさり勝てる。(地面を伝わる波紋で動きを止めてから、パンチパンチポージング、パンチパンチパンチポージング→波紋連打→山吹き色の波紋疾走)
BGMも貧弱。と言うか、クライマックスのシーンで無音はどうかと思う。おまけ要素はあんまり楽しくないし。(まだディオモードは出してない)


ただ、以上の不満点を補って余りあるのが、これがジョジョのゲームだということだ。
改めてジョジョ第一部はこれほど面白い漫画であったかと戦慄した。ライバルとの確執、信念、絆。涙と熱い血無くしては語れない。これを台詞付き、動き付きで再現してもらっている時点で既に、自分の中では合格点に達してしまう。原作の再現度は結構高いし。


効果音やら台詞やらを思わず口に出して言ってしまうような重度のジョジョ紳士は、買わないわけにはいかないゲームであった。


以下羅列で。

  • 良かった点。
    • ポージング。ゲームシステム的にはどうかと思うが、楽しい。
    • 山吹き色の波紋疾走。非常に爽快。ジョナサンに合わせてテレビの前で叫んでいる。震えるぞハート!
    • 姉ちゃん明日って今さ!で泣いた。
    • 切れた…僕の中の何かが切れた…決定的な何かが…で泣いた。
    • 美しすぎます!で何故か吹いた。
  • 不満だった点。
    • 山吹き色の波紋疾走は楽しいが、腕が疲れる(アナログレバー廻し続けの後にボタン連打)。結構連発しなきゃいけないのでヌルいゲーマーには辛い。
    • ストレイツォの必殺技。
    • スピードワゴンの必殺技。
    • ツェペリの残酷な死の演出方法でコケた。
    • 19世紀のスポーツ!が再現されていない。
    • 炎のダニーが入っていない。
    • ラグビーシーンが入っていない。
    • わたしぃの赤ちゃああんが入っていない。当然か。


ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド

ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド